ラベンダーはもっともポピュラーな精油のひとつですね。
『アロマテラピー』の発祥は、1930年頃にフランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが、火傷にたまたまラベンダー精油を塗ったことでその効能に気付いたからだそうです。
基本的に精油を原液で肌に使用することは禁止されていますが、例外として、ティートリーとラベンダーは少量ならば原液のまま用いることができます(ただし、事前にパッチテストが必要です)。
「スパイクラベンダー」や「フレンチラベンダー」など色んな種類がありますが、一般的に使われるのは「真正ラベンダー」と呼ばれるものです。とても使いやすいので、是非とも持っておきたい精油です。
精油の基本データ
英名 | Lavender |
学名 | Lavandula angustifolia(ラワンドゥラ・アングスティフォリア) Lavandula Officinalis(ラワンドゥラ・オフィキナリス) |
科名 | シソ科 |
種類 | 低木 |
産地 | フランス、ブルガリア、イタリア、イギリス、日本 |
抽出部位 | 葉、花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りのタイプ | フローラル系 |
香りの特徴 | 爽やかでやや甘みのある香り |
ノート | ミドルノート |
代表成分 | 酢酸リナリル(エステル類) l-リナロール (モノテルペンアルコール類) ラバンジュロール(モノテルペンアルコール類) |
こんな時におすすめ
- リラックスしたいとき
- 緊張をほぐしたいとき
- 眠りのサポートに
- ストレスからくる不調に
- 女性特有の不調に
- 風邪の予防に
- 肌荒れのケアに
- 日焼けや火傷などの炎症に
注意点
- 妊娠初期は使用を避けましょう
- 血圧降下作用があります
- 香りは好き嫌いが分かれるようです
アロマセラピストとして働いていた頃、オイルをブレンドするときに「ラベンダーは入れないでね」と仰るお客様も少なくありませんでした。
香りが苦手だと頭が痛くなる場合もあるようです。芳香剤を思い出すから…という理由の方もいらっしゃいました。
血圧を下げる作用があるので、気になる方は血圧上昇作用のあるローズマリーやペパーミントとブレンドすると良いでしょう。
ブレンドにおすすめの精油
ラベンダーはほとんどの精油と相性が良いです。特に柑橘系やオリエンタル系、フローラル系同士などがおすすめです。ローズマリー、ペパーミントなども合うでしょう。
睡眠のサポートにはスイートオレンジ、カモミールローマンなどとブレンドするとよいでしょう。
スキンケアにはゼラニウム、ネロリ、サンダルウッドなどが適しています。