ベルガモットは紅茶のアールグレイの香り付けに使われることもある馴染み深い香りですね。爽やかで優しい柑橘の香りで、オーデコロンの原料にも使われています。
ほとんどの香りは人によって好き嫌いがありますが、スイートオレンジとベルガモットは誰からも好まれる香りと言われています。この2つの精油は贈り物としても人気があります。
ベルガモットを使用する上で気になるのは、精油の中で最も強い光毒性をもっていることです。肌につけたあとは日光にあたらないように注意が必要です。
光毒性成分を除いたBGF(ベルガプテンフリー)やFCF(フロクマリンフリー)の精油も販売されているので、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
精油の基本データ
英名 | Bergamot |
学名 | Citrus bergamia(キトルス・ベルガミア) |
科名 | ミカン科 |
種類 | 高木 |
産地 | イタリア、モロッコ、チュニジア、ギニア |
部位 | 果皮 |
抽出 | 圧搾法 |
香りのタイプ | 柑橘系 |
香りの特徴 | 甘くて爽やかな、温かみのある香り |
ノート | ミドル~トップノート |
代表成分 | リモネン(モノテルペン炭化水素類) 酢酸リナリル(エステル類) l-リナロール(モノテルペンアルコール類) ベルガプテン(フロクマリン類) ベルガモテン(フロクマリン類) |
こんな時におすすめ
- リラックスしたいとき
- 明るい気持ちになりたいとき
- おおらかになりたいとき
- ストレスからくる不調に
- お腹の調子が気になるとき
- 風邪予防に
- 脂性肌に
- 消臭スプレーやパウダーとして
注意点
- 光毒性があるので、使用量や時間帯に注意しましょう
⇒ 精油を取り扱う上で注意したい7項目。|アロマ備忘録 - 光毒性の成分を除いた『フロクマリンフリー(FCF)』(またはベルガプテンフリー(BGF)表記)の精油もあるので記載を確認しましょう
ブレンドにおすすめの精油
ハーブ系、フローラル系、柑橘系と相性が良いです。
特にラベンダー、ゼラニウムとのブレンドがおすすめです。
リラックスしたいときはラベンダー、オレンジと。明るい気持ちになりたいときはネロリ、ジュニパーなどと合わせるとよいでしょう。