ジャスミン茶、おいしいですよね。
ジャスミン茶とは、茶葉にマツリカ(茉莉花、アラビアジャスミン)の花の香りを吸着させた中国茶で、花茶に分類されるものです。
茶葉には一般的に緑茶が使われることが多く、高級品なら上質な白茶や烏龍茶が使われます。
花の香りが特徴で、この香りを好む人には深いリラックス感を与えますが、苦手な人も多いかもしれません。
ジャスミン茶とさんぴん茶
沖縄県で定番の「さんぴん茶」。沖縄ではスーパーやコンビニ、自販機などで手軽に購入できます。我が家では沖縄旅行の際には毎日ペットボトルを購入し、自宅で飲む用にティーパックの大袋も買って帰っています。
ジャスミン茶を指す中国語「香片茶(シャンピェンツァー)」から転じて「さんぴん茶」となったそうです。
同じジャスミン茶ではありますが、茶葉が異なります。
中華のジャスミン茶は一般的に緑茶ベースなのに対して、さんぴん茶は半発酵茶がベースのものが多く、ジャスミンの香りが控えめで飲みやすいのが特徴です。
摘んだ茶葉を、ある程度発酵させた後、加熱して発酵を止める製法で作られるお茶のこと。代表的なものとして烏龍茶があります。
ジャスミン茶の効果は?
ジャスミンに含まれるベンデルアセテートという香り成分が気持ちを落ち着かせてくれます。不安や緊張、ストレスを軽減したり、バランスを整える働きがあります。
食欲がないときに飲むのも良いでしょう。消化に良いのでダイエット茶としても人気があります。
ビタミンC、E、ミネラルを豊富に含むので、美容効果も期待できます。
ジャスミン茶の香り成分とお茶に含まれる殺菌作用で、口臭予防にも効果的です。お酒を飲みすぎたときにも良いでしょう。
ジャスミン茶の注意点は?
ベースとなる茶葉にカフェインが含まれます。含有量は茶葉によって異なりますが、カフェインの摂取量を抑えたい場合は緑茶ベースのジャスミン茶を選ぶと良いでしょう。
カフェインの他に、タンニンという成分も含まれます。タンニンは抗酸化作用などがあり健康に良い成分ですが、鉄分の吸収を妨げる性質があります。タンニンを摂りすぎると鉄分不足になる可能性がありますので注意が必要です。
とは言っても、これらは大量に飲み過ぎた場合の注意点です。普通にお茶として飲む分にはメリットのほうが多いので、香りを楽しみながら効率よく日常に取り入れましょう。