プチグレン(プチグレイン)はフランス語で「小さな粒」という意味で、元々は小粒で未熟なオレンジの実から水蒸気蒸留で抽出していたことに由来します。
現在は柑橘系の枝葉から抽出される精油のことを指し、主にダイダイ(ビターオレンジ)の枝葉から抽出されています。
ちなみに、ダイダイの木からは3つの精油を抽出することができます。花はネロリ、果皮はビターオレンジ、そして枝葉からはプチグレンが採れます。
マンダリンの枝葉から採れた【プチグレン・マンダリン】や、レモンの枝葉から採れた【プチグレン・レモン】などもあります。それぞれ香りや作用が異なりますので、購入時は学名を確認すると良いでしょう。
ここではビターオレンジの枝葉から採れたプチグレンの特徴をご紹介します。
精油の基本データ
英名 | petitgrain |
学名 | Citrus aurantium(キトルス・アウランティウム) |
科名 | ミカン科 |
種類 | 高木 |
産地 | フランス、チュニジア、イタリア |
抽出部位 | 葉と枝 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りのタイプ | 柑橘系 |
香りの特徴 | ウッディな苦みのある香り |
ノート | トップノート |
代表成分 | 酢酸リナリル (エステル類) l-リナロール(モノテルペンアルコール類) β-ピネン(モノテルペン炭化水素類) リモネン(モノテルペン炭化水素類) |
こんな時におすすめ
- 気持ちを明るくしたいとき
- ストレスや緊張を感じるとき
- 不安や孤独を感じるとき
- 眠りのサポートに
- 季節の変わり目に
- 風邪の予防に
- デオドラントに
注意点
- 車の運転など、集中力が必要な時はローズマリーなど眠気を取ってくれる精油とブレンドしましょう
ブレンドにおすすめの精油
柑橘系やフローラル系と相性が良いです。ウッディ調の香りなので樹木系やスパイス系とも合います。
おやすみ前のブレンドにはラベンダーやスイートオレンジ、明るい気持ちになりたいときはベルガモットとのブレンドがおすすめです。
スイートオレンジとブレンドすることでネロリのような香りになります。