クレオパトラが愛した香りとしても有名なジャスミンは、古代からさまざまな地域で媚薬として使われてきました。
濃厚で甘美な香りは「精油の王」とも呼ばれ、「精油の女王」と呼ばれるローズと共に、女性のさまざまなトラブルに対してサポートしてくれます。
ジャスミンは大量の花からほんのわずかな精油しか抽出されないため、大変高価な精油です。安価で販売されているものは人工香料の可能性が高いですので、購入時は注意しましょう。
ちなみに、中国のジャスミン茶や沖縄のさんぴん茶に使われているジャスミンは、【茉莉花(マツリカ)、学名:Jasminum sambac】という別種類のものです。
こちらもご参考に⇒ジャスミン茶の効果と注意点
精油の基本データ
英名 | Jasmine |
学名 | Jasminum officinale(ヤスミヌム・オフィキナレ) Jasminum grandiflorum(ヤスミヌム・グランディフロルム) |
科名 | モクセイ科 |
種類 | 低木 |
産地 | エジプト、モロッコ、インド、アルジェリア |
抽出部位 | 花 |
抽出方法 | 揮発性有機溶剤抽出法(アブソリュート)、冷浸法 |
香りのタイプ | フローラル系 |
香りの特徴 | 濃厚で甘い花の香り |
ノート | ミドル~ベースノート |
代表成分 | 酢酸ベンジル(エステル類) 安息香酸ベンジル(エステル類) フィトール(ジテルペンアルコール類) リナロール(モノテルペンアルコール類) |
こんな時におすすめ
- リラックスしたいとき
- 自信を取り戻したいとき
- 幸福感、開放感が欲しいとき
- 無気力、無感動なとき
- 女性特有のトラブルに
- 妊活のサポートに
- 産後のマタニティーブルーに
- スキンケアに
注意点
- 香りが強いので少量ずつ使用しましょう
- 妊娠中は使用を避けましょう
- 敏感肌は注意が必要です
- 集中力が必要な場面では使用を控えましょう
ブレンドにおすすめの精油
どのタイプの香りとも合いますが、特に柑橘系は濃厚なジャスミンの香りを軽くしてくれます。
女性特有のトラブルにはゼラニウムやクラリセージを。妊活のサポートには、イランイランやサンダルウッドとブレンドすると良いでしょう。
スキンケアにはフランキンセンス、ネロリ、ローズなどがおすすめです。