ハーブの王様とも呼ばれるバジル。ギリシア語で「王」を意味する「バジレウス」が由来と言われています。
料理に使うハーブとしても定番で、特にイタリア料理では欠かせませんね。中国の漢方薬や、インドのアーユルヴェーダでも古くから用いられてきました。
バジルにはたくさんの品種があり、抽出される精油も、含まれる成分によりいくつかのケモタイプが存在します。一般的には、リナロールを多く含む「バジル・リナロール」と、メチルチャビコール(エストラゴール)を多く含む「バジル・メチルチャビコール」が多く出回っています。
肌に使うなら、刺激が少ない「バジル・リナロール」をおすすめします。
精油の基本データ
英名 | Basil sweet |
学名 | Ocimum basilicum(オキムム・バジリクム) |
科名 | シソ科 |
種類 | 多年草(非耐寒性1年草) |
産地 | エジプト、パキスタン、アメリカ |
抽出部位 | 全草 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
香りのタイプ | ハーブ系 |
香りの特徴 | スパイシーさの中にほのかに甘みのある香り |
ノート | トップ~ミドルノート |
代表成分 | d-リナロール(モノテルペンアルコール類) メチルチャビコール(フェノールエーテル類)=エストラゴール オイゲノール(フェノール類) 1.8-シネオール(オキサイド類) |
こんな時におすすめ
- 落ち込みやすい人に
- リフレッシュに
- 集中力が必要なときに
- 心身の疲れに
- ストレスからくる頭痛などの不調に
- 食欲がないとき
- 運動のあとに
- 虫よけ、虫刺されのケアに
注意点
- 妊産婦、子どもは使用を避けましょう
- 敏感肌、肝臓疾患の方は、高濃度や長期の使用を避けましょう
ブレンドにおすすめの精油
フローラル系、ハーブ系、柑橘系と相性が良いです。
リフレッシュしたいときは、レモンやベルガモットなどの柑橘系がおすすめです。
落ち込みやすい人は、ネロリ、ローズなどと合わせるとよいでしょう。